おじ様世代に大人気、ロータリーの化身「ＲＸ-７」
若い世代にも「頭文字Ｄ」より高橋兄弟で知った方も多いのではないでしょうか？
今回はそんなＲＸ-７のＦＤとＦＣの違いを徹底解剖していきます。
https://www.kurumaerabi.com/car_mag/list/449/
ＦＤとＦＣの発売時期の違い
２代目ＲＸ-７のＦＣ（１９８５～１９９２）
https://car-me.jp/articles/2403
まずＦＣというのはＲＸ-７の２代目にあたります。
１９８５年～１９９２年まで発売されていました。
７年間で約８万５０００台を売り上げていることもあり
当時の人気具合がうかがえます。
現在でも中古市場で人気ですが
約３０年前のクルマですので状態が良い個体に
めぐり合うのは至難の業です。
ロータリーエンジンですので
ファンは覚悟しているでしょうが…笑
３代目ＲＸ-７のＦＤ３Ｓ（１９９１～２００２）
そして皆が大好きＲＸ-７「ＦＤ３Ｓ」
こちらはＦＣの次の世代、要するに３代目にあたります。
発売時期は１９９１年～２００２年。
生産終了してから約２０年が経過しようとしています。
こちらも中古車市場で大人気ですが
価格で言えばＦＣより頭ひとつ抜けています。
程度が良ければ３００万円超え。
ご存知の通り不具合も多いクルマですので
整備費や修理費を考えるとなかなか勇気がいる買い物です。
しかしそれを差し置いても
乗ってみたいのがＦＤの魅力でしょう。
私も余裕があれば所有したいのですが
なにぶんシルビアで精一杯です。
ＦＤとＦＣのスペックの違い
ＦＤとＦＣエンジンスペックの違い
ＦＣのエンジンは
「１３Ｂ-Ｔ型 水冷直列２ローター」となっており、
初期型で最高出力１８５ｐｓ、１９９０年台の後期型になると２１５ｐｓまで
パワーアップしました。
今でこそ２００ｐｓは簡単に超えてくるイメージですが
当時は日本の最先端が２００ｐｓという時代。
市販車としては最高のスペックを持っていました。
対して３代目ＦＤ３Ｓのエンジンですが
「１３Ｂ-ＲＥＷ型 直列２ローター」となっています。
初期こそ最高出力２５５ｐｓでしたが、
マイナーチェンジが進むにつれ出力アップが進み
１９９９年以降の後期型では２８０ｐｓを記録しています。
ＦＤとＦＣ燃費の違い
周知の事実であり
ロータリーエンジンの宿命なのが燃費の悪さです。
カタログ値
・ＦＣ １０ｋｍ/Ｌ
・ＦＤ ７～８ｋｍ/Ｌ
このカタログ値を見ると
普通のスポーツカーのように感じますが
実際はかなりの高燃費です……
街乗りで２０００回転縛りや
高速運転を行っていればカタログ値に近づくとは思います。
しかし、ロータリーエンジンに乗っているなら
高回転まで回したくなりませんか？
特にＦＤに関してはツインターボによる２８０ｐｓを発生させていますので
パワフルな加速を味わえます。
一度味わったら最後、
気持ち良さが勝って燃費を気にすることを止めるでしょうね。
燃費が３～５ｋｍ/Ｌになることも多々あります。笑
ＦＤとＦＣによる違いはほとんど無いと言っても良いですが
年式が古いＦＣの方が燃費に難があるのは避けられないでしょう。
内装・外装の違い
まず外装ですが、
ＦＣに関しては角ばった昔のスポーツカーのような形をしています。
ダウンフォース（空気抵抗で下に押さえつけてコーナーリングの限界を上げる力）よりも
デザインを取っていて、後付のウイングでダウンフォースを得るように設計されていますね。
対してＦＤですが、開発が進みウイングだけではなく
ボディ全体でダウンフォースを得られるようなボディ形状をしています。
実際にダウンフォースの力は強く
コーナーリングマシンと呼ばれる所以も
この流れるようなボディ形状からきています。
私はこのＲＸ-７ＦＤの見た目が大好きです。
心鷲づかみにされています。（シルビアも好きけど）
次に内装ですが、
ＦＣからＦＤに世代交代する際に廃止になった装備が多々あります。
以下廃止になった装備
・パワーウインドウディレイ機能
・ドアキーの照明
・助手席のバニティミラー
・静電気防止パット
さらにＦＣからＦＤへ
センターパネルのデザインがより運転手向きになり
スポーティなデザインへと変わっています。
http://catalog.carsensorlab.net/mazda/efini_rx-7/f001/m002/g004/
まとめ
以上ＦＣとＦＤの違いをまとめてみました。
私自身ほんとうに好きなクルマですので思い入れが大分あります。
現在は中古車でしか手に入らないうえに
チューニング済みであったり過走行であったりと
なかなか良い個体に出会うことは難しくなりました。
ＦＣとＦＤには私のような
固定ファンが一定数いますので今後も価格は落ちないと思われます。
もし、購入を考えている方がいましたら
迷っているうちに無くなってしまいますので
後悔しない選択をしましょう。