3度の飯よりシルビア大好きなさとうです。
最近の大手ゼネコンは新卒採用を大卒以上しか採用していません。
それでは高卒の方は大手ゼネコンへ入ることができないじゃないか?
と、疑問に思っている方向けに現場の現状を紹介します。
新卒採用は厳しい現実
新卒枠の就職は大卒から
まず大手ゼネコンの採用実態ですが、事務職・営業職等ではなく
技術総合職で就職する為にはほぼ確実に建築系の4年大学卒である必要があります。
私立理系・国公立理系含めそれぞれ高学歴大学が派閥を作っているところもありますが
実際は以前まで高卒採用をしていた会社がほとんどで、
最近になって高卒採用を取りやめている背景があります。
大手ゼネコンへの就職希望者は確かに例年多いですので
学歴で振るいをかけ、母数を小さくしたい気持ちもありますが…
家庭の事情等、大学へ行きたくても行けない子はまだまだたくさんいるのが事実で
採用枠を残していてもいいんじゃないかな と
私は個人的に思っております。(あくまで個人的に。笑)
大卒・院卒なら簡単に入社できるとは限らない
ついでに大卒の方向けにこちらも書いてみますが
現場監督という職業柄、敬遠され人が集まらないと思いがちです。
しかし大手ゼネコンに限っては中小ゼネコン、また他業種の会社と比べ
給料水準が大幅に高いこともあり新卒採用は狭き門となっています。
↓現場監督の給料についてはこちらをご覧ください↓
【2年目年収600万超】元現場監督が教える給料明細【ゼネコン】
エントリーシート提出・SPIテストから始まり
面接はほとんど集団面接。だいぶ振るいにかけられているのがわかります。
2019年現在東京オリンピック特需で建設ラッシュを迎えており、
採用枠も増えていますので積極的に大手を狙うことをおすすめします。
(同じ仕事でも年収がめっちゃ違うよ!笑)
中途採用を狙う
グループ会社→本社への異動
大手ゼネコン各社にはグループ会社が覚えきれないほどたくさんあります。
未だ規模が小さいグループ会社では高卒の採用を今でも行っていることがほとんどです。
同じ建築系でリフォーム業界や小規模ゼネコンなど様々なグループ会社がありますので
そこへの就職を狙いましょう。
順当に1級建築士などの資格を取り、昇進すれば本社異動の可能性がでてきます。
実際にグループ会社から異動で本社勤務になる方はたくさんいますので、
自分は野心が高いと思われる方は一旦、グループ会社へ就職してみるといいと思います。
派遣会社→大手ゼネコン正社員へ
次に紹介するのは派遣会社へ就職し
大手ゼネコンの現場で派遣社員として現場監督をし、中途採用を狙うパターンです。
正直に言って派遣会社は非正規雇用となり、正社員では無いので
社会的な不安がついてまわりますが(派遣勤めの方ほんとにすいません。悪く言うつもりじゃないんです)
こちらのルートでの中途採用は最近増えてきています。
なぜなら、そのゼネコンの現場で正社員と一緒に実際に現場監督をすることになるので
仕事内容を熟知しているからです。
実際に私が経験してきた現場でも派遣社員の方はいました。
同じ制服を着て同じように仕事をするので、
現場の一員として一緒に頑張って働いた経験があります。
現場で働く職人さん達からすれば
私達が同じ制服を着ているので派遣社員も正社員も現場での扱いは変わりません。
私なんかより優秀な方をたくさん見てきました。
そして派遣会社で働いていたとしても、
一級建築士を受験するための実務経験に入るので一級建築士を取得し
優秀な方から引き抜かれて正社員へなっていきます。
まとめ
今回は高卒から大手ゼネコンの現場監督になる為の方法を2つ紹介させていただきました。
グループ会社→本社勤務へ異動のパターンは
正社員を続けつつ狙うことができるので安定した生活を送りながら中途採用を狙うことができます。逆に派遣会社→正社員雇用の場合は非正規で仕事をする期間がどうしてもありますのでリスキーな考えか方となっております。
どちらにせよ、一級建築士や一級施工管理技士への資格合格は必須となり
実務経験を積んで受験資格を満たし合格を目指して勉強しなければいけない事には変わりありません。
大卒の方でも入社後、一級建築士への合格は昇格への必須条件となってきますので
頑張って合格を目指しましょう。
以上、読んでいただきありがとうございました。