WORK-仕事 ストレス 建築

建設業界のココがおかしい。気をつけろ!【6年目のゼネコン勤めより】

ゼネコンに勤めて

6年目になりました。さとうです。

(@EverydaySilvia)

 

現場監督として3年間。

コスト部門で本社勤務を3年間。

実際にゼネコンで働いている私が

 

建築業界へ就職しようとしている方や

転職しようとしている方へ向けて

 

「建築業界のココがおかしい」を

まとめてみました。

既に建築業界で働いている方は

共感出来る内容になっているかなと思います。

 

それではどうぞ。

 

 

建築業界のココがおかしい

 

闇に限りなく近いブラックな建築業界

現場の闇

仕事は早朝から深夜が定番

まず建築業界の朝は早いです。

パソコンつけて はい仕事仕事~とはいきません。

 

現場監督の朝の仕事は多岐にわたります。

  • 資材、工具の準備
  • 重機・資材の搬入
  • 職人さんの人員チェック
  • 新規入場者教育

などなど朝からバタバタです。

これを7:50までに終わらせて

8:00からラジオ体操。

現場仕事のスタートです。

 

最低でも6:45には出勤していました。

 

 

そして17:00になると

職人さん達が仕事を終えます。

 

しかし現場監督は

ここからが本当の仕事のスタート。
現場の出来高チェック
品質・安全のチェック
設計図から施工図の作成
工程調整資材・機材の発注  等

次の日には次の工程が控えていますので

終わらせて次の日を迎えなければ工事は遅れていきます。

 

その日の仕事を残して帰ることは

絶対に出来ないんです。

(現場の職人さん数百人に迷惑がかかる為)

 

そのおかげで

深夜まで仕事をしていることもザラにありました。

現場に泊まる方もちらほら…笑

 

ちなみに残業代はすぐ頭打ちします。 大体80時間を上限とし 以降はサービス残業となります。

 

月に4日休みがデフォルト

現場監督の休みは月4日がデフォルトです。

最近では4週8休の流れが出てきていますが

まだ出来ていない所が多いですね。

 

基本的に土曜と祝日は現場が動きますので

しっかりと働きます。

 

日曜日だけ休みという業界は

建築業界だけではないでしょうか?

 

おかしな話ですが

職人さん達は日当で働いている方もおり

休みが増えると給料が減る方もいらっしゃいます。

 

昔の名残とは言え

現在はそのすり合わせに難航している背景もありますので

今後は変わってくると思います。

 

暑い日も寒い日も現場管理

他の業界では味わえないコトの一つに

屋外仕事ということが挙げられます。

 

梅雨に入れば雨の中。

台風が来れば現場待機。

夏になれば熱中症対策。

冬になれば雪・凍結対策。

 

事例を挙げればキリがありませんが

自然の中で働くのは体力がいります。

かなり大変です。

 

実際、かなりの熱中症対策をしていても

真夏に職人さんが倒れて救急車を呼んだ経験もあるほどです。

 

冬は着込めるので夏ほどではありませんが

指先が千切れるような感覚の中

仕事をしなければなりません。

 

仕事現場が遠い場合

建築業界の仕事場は工事現場ですが

工事現場が山奥の場合や郊外の場合も少なくはありません。

 

山奥の場合は公共交通機関がありませんので

早朝や深夜の移動手段がありません。

 

そうなると宿舎が建てられ

そこで職場の人たちと共同生活を送ることになります。

 

これがかなりツライ。

宿舎の暮らし

 

普通は仕事が終われば

家に帰りひとりもしくは家族と

リラックス出来るのですが…。

 

宿舎で共同生活となると

仕事を終えてからも職場の人と

離れることが出来ません。

 

共同生活に慣れている人なら

問題ないかもしれませんが

私は一人が大好きな為、問題大ありでした。笑

 

建築業界特有の人間関係

絶対王政

所長の絶対王政

現場毎に所長が就任しており

現場の最高責任者となります。

 

現場で事故や品質の不備あった場合に

書類送検されるポジションです。

 

責任がかなり重いかわりに

現場は所長の絶対王政であることがほとんどです。

 

その為

一部の所長は権力を振りかざしパワハラの温床となります。

私の場合はこのパワハラに加え

先述の長時間労働で体調を崩し現場監督を辞めることとなりました。

 

詳しくは下記の記事にて

【鬱や適応障害】休職期間の上手な過ごし方【”生き方”を見つめなおす期間】

 

協力会社からの接待

所長の絶対王政と通じるものがありますが

協力会社からの接待が分かりやすくあるのも

建築業界の特徴です。

 

ゼネコンや所長が

現場に呼ぶ協力会社を決めるので

仕事をする為に所長や会社へ対して接待を行っています。

 

これ、ホントはダメなんですよ。

昭和のやり方です。

 

未だに古い風潮や体育会系の雰囲気が残っているのも

建築業界のおかしなところですね。

 

現場毎にリセットされる人間関係

良くも悪くもありますが

建築現場は2~4年ほどで工事が終わりますので

現場が終わる毎に異動になり

人間関係がリセットされます。

 

人間関係を深めていく方には合わないかもしれませんが

私みたいに新しい人間関係へ飛び込むことが好きな人は

肌に合います。

 

他の業界でも言えるかもしれませんが

理不尽な上司に当たると長く一緒に働くことが苦痛ですよね。

建築業界では問答無用で工事が終われば異動になりますので

人間関係は楽だと思います。

 

まとめ

建築業界のおかしな点についてまとめてみました。

 

他の業種と比べて

働き方がかなり特殊だと思われますので

建築業界へ飛び込む方は心の準備をしてから

働き始めてくださいね。笑

 

いま建築業界への就職や転職を迷っている方は

他にも選択肢はいくつかあるので

こちらの記事も参考にされてみてください。

建築学科の就職先は?就職率95%超え【大学生の進路】

 

以上、読んでいただきありがとうございました。

 

 

おすすめ記事

-WORK-仕事, ストレス, 建築

© Everyday Silvia , All Rights Reserved.